tanOSHI

たのしい?

2022-01-01から1年間の記事一覧

夏にみた展示や演劇

■TOP MUSIEM 光のメディア 普段は目の前にあるものを残しておくものとして気軽に使ってしまう気でいる「写真」というメディア。 写真は光を残す。でも光ってともすると肉眼では捉えられない。 写真は光を残す。それは自らのものの見え方と精神性へ潜る術とな…

さいきんの演劇やライブ

■演劇:妖精の問題(市原佐都子) 港区の地域センターさすが立派やなあと思いながら会場着。 最初のコントやバクのくだりは、すこしEテレを思い出した。 性×SF×歌唱×ポップ(ほかにも様々な要素あるけど)はここから来ていたんだな〜と「こうやってバッコス…

さいきんの漫画読み

■人魚の傷/高橋留美子 事情で2巻から読んだのにどんな設定か一瞬でわかった。 ラブコメもしっかりありつつ青年誌向けのアクションるーみっくワールド、今更ながら本当に本当に感激。大好物。 ミステリな世界観で、エンタメもありつつ、人間の生死についても…

久保田成子 Viva Video!

Viva Video! 久保田成子展 | 展覧会 | 東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO ヴィデオアートってあまりよく知らなかったけど、「ビデオ彫刻」って興味深かったし、小田原のどかさんも熱く紹介していたので会期ぎりぎりでむかう。 ■ヴィデオア…

チ。1-5 魚豊

哲学科の人というより、マンガエンタメの人だ! 実際異端審問あったかとかどうでもよく、「言ってはいけないこと」に賭けるっていうのが面白いんじゃ。

かくれた次元 エドワード・ホール

倉敷の蟲文庫での出会い。 今に残る1970年の名著らしいけど、そのオーラがあった。 「それぞれの文化における空間認識のあり方を,日常行動,居住空間,美術,文学などのうちに表現されたものを通して研究する」意味の造語である「プロクセミクス」を扱い、…

ひらやすみ 真造圭伍

東京の西側のかおりを充満させていて、おうちが恋しいなあ。 いわゆる商店街のほかにも、四文屋、青梅街道あたりとか、 春の夜の新歓が終わったあと、夜明け近くまで歩く視界、ぎゅーんとくる。 んだけど、押し付けがましくないのは、西側も風景として主張し…

冷血/カポーティ

働きながらこれを読むのは大変苦労した。まず夜読むと確実に眠れないし次の日仕事のやる気を失うので、お日様が出てる時間しか読まないことに決めていた。そのため、読み切るのに3週間くらいかかったけど、その間冷血のことを思い出しては心にずっしりと鉛に…

欲望の資本主義2022メモ

・GDPは世界的にはのびてるものの、成長疲れの世の中。このままでは資源がつきてしまうし。 ・ドーナツ経済学をはじめ、これからのキーワードは「繁栄」。 →「繁栄」って、むかしの時代の、とある村とかって感じがする。つまり、小さいコミュニティのイメー…

鋼の錬金術師 RETURNS(20周年記念原画展)

池袋サンシャインシティってなんであんな、ばちぼこ駅から遠いんだろう。展示につくまで一苦労。たどりついた桃源郷。 空間に入った瞬間に、鋼ワールドへのワープスイッチをおされる。来場者層は自分と同世代〜ちょっと上という感じがする。 周りと同じよう…

ホットロード 紡木たく

マンガミーで全巻無料だったので漫画始め。 4巻一気に読んじゃった。 暴走族のことかいてて物語の現場はとっても騒々しいはずなのに、ぼんやりとした最低限の儚い線で描かれる情景はなんだか夢のようで、思春期のとき特有の、外界と自己の接点がぼやけていて…

小早川秋聲@東京ステーションギャラリー(2021年11月)

とっても久しぶりな友だち2人と。 入った瞬間からその幅広い画風や、おじさんの絵の表情の愛らしさに興奮し、きゃあきゃあ言っていたら、「喋らないでください」と怒られてしまう。 喋るの自体が禁止なのは少し驚いてしまったが、確かに少し声が高かったのは…

【演劇】アルトゥロ・ウイの興隆@KAAT(2021年11月)

珍しく靖志くんに誘われて行った演劇。 お話は以下参照。また、ネタバレあり。 ヒトラーが一党独裁へ猛進していく様をアメリカのギャング(フィクションの人物である、アルトゥロ・ウイ)にみたてて描いたこのお話。 なんと、ブレヒトは1941年から書き始めた…