tanOSHI

たのしい?

夏にみた展示や演劇

 

■TOP MUSIEM 光のメディア

普段は目の前にあるものを残しておくものとして気軽に使ってしまう気でいる「写真」というメディア。

写真は光を残す。でも光ってともすると肉眼では捉えられない。

写真は光を残す。それは自らのものの見え方と精神性へ潜る術となる。

と、いうことをまんまと歩きながら、脳みそでわかっていく空間。濃厚だった。

自分が写真について知り始めようとしたばかりであることを思い知った。

潜り始めるきっかけになりそうで嬉しい。

 

アンナ・アトキンスの植物標本のための青いギンシダの写真が印象的だった。

まだ認められなかった写真と女性という文脈をこえて、なにかすごく訴える青色をしていた。

 

■さんえっくす 90周年展

たれぱんだが全ての始まり=現・会長的立ち位置なのを初めて知ったんだけど、モノクロタッチのイラストは、記憶のなかよりダークな印象がつよく驚いた。

ちょっと隠の要素があるのがサンエックスの持ち味...と改めて感じる。

歴代のキャラを並べた壁は圧巻。10年ごとに、パステルとビビットの色が交互に流行ってるのがとても興味深い。

我々の時代('00)は、ビビット&デジタル初期の印象が強い。その交わりで平成初期の風味が出ている。

今はまたパステルに回帰始まった模様。

 

ゲルハルト・リヒター

・最初のアブストラクトペインティングからめまいがした、、好きとか嫌いの次元を超えてきました。

アブストラクト〜で色が動いて見える...と思ったが最後、キャンバスのなかで波打っていた。

アウシュヴィッツをテーマにした「ビルケナウ」はちょっと空間の圧迫感にやられて長くいられなかった。スマホを気軽にぱしゃぱしゃとってる音にさらにめまいがしたけど、これでますます絵画のなかに潜む写真のイメージは存在感をなくし、リヒターの意図の延長がSNSでも展開され続けると思うと、さらに凄みを感じた。

・今90なんぼの年なのに長男がおれと同じ歳なのもめまいがした。息子の絵はドラキュラの目をしていた。

・自分を排し絵画や視ることを問い続ける作品をいろんな筆致や道具で追求し続けていて、最後のほうのオイルペインティングや鉛筆の絵など、トランスフォームのとどまるところ知らなさにまた驚いたが、すごく楽しく筆を踊らせてることが、そのトランスフォーム具合を見ていてわかった。すごい最終的には陽の印象を感じた。いくら主観を排しても、ここにいる楽しさは忘れていない感じ、、、それがすごく元気付けられた。印象なのでかってなことを言っているかもだけど。

 

■小田原測候所

インスタに感想書いたが最高だった。とくにあの冬の光の橋...。

 

■シャネル展

今「コンサバ」と呼ぶのものを作り上げたということがわかった。当時は革命だったんだね、と。

動きやすくかつエレガントっていう土台、そりゃ有難いよ。

ドレス、背中も見えるように展示してくれ...。

 

■あんなに優しかったゴーレム

マクガフィンという言葉を覚えた。

姿見えなくても、話とエピソードで愛せるだね。

展開ないっちゃないのにずっと見れちゃったのは本当にすごいことだと思う。

ユニコーンが出てきちゃう訳わからなさは好きなカオス!